いびきについてsnore

かわもと耳鼻咽喉科クリニックが選ばれる5つの理由

point1
いびきとは

原因

いびきとは、狭くなった気道を空気が通過する際に粘膜が振動して生じる音です。 いびきの音で目が覚めてしまうこともあれば、周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。 また、いびきがひどくなると寝ている間に呼吸が止まったり、弱くなったりすることがあります。 これは睡眠時無呼吸症候群といい、注意が必要な呼吸状態です。

point2
いびきの原因

いびきの原因

空気の通り道である上気道が狭くなることが原因ですが、原因は様々です。上気道は、顔や顎の骨による硬い組織とで枠組みがされています。その中に粘膜・脂肪・筋肉といった軟らかい組織が入り、あとの残りが空気の通る気道になります。この硬い部分と軟らかい部分のどちらも上気道の形態を保持するのに必要で、これらの部位に狭窄がおきるといびきになります。通常は原因が一つだけということは少なく、複数の要素が重なっていびきになる場合が多くみられます。

  • 鼻の病気
    鼻の中でも、鼻が詰まるような病気があるといびきをおこすことがあります。例えば鼻中隔湾曲症や肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎などです。他には鼻茸(はなたけ)と呼ばれるポリープがあっても鼻がつまるようになります。
    鼻が詰まると、口呼吸になります。寝た状態で口が開くと下顎が後下方へ移動するために舌がのどの奥へ落ち込みやすくなります。舌がのどへ落ち込むと上気道が狭くなり、いびきや無呼吸の原因となります。
    小さいころから鼻呼吸がうまくいかず、無意識のまま口呼吸で過ごすことが多いと鼻が詰まっているかどうかよくわからない方もいらっしゃいます。朝起きた時に口か乾燥していることがよくある、のどの上のほうがヒリヒリすることが多いといったような症状がある場合は、夜間に口呼吸になっている可能性があります。
  • 喉の病気
    特に子供に多いのがアデノイド肥大、扁桃肥大です。大人でもこれらが肥大していることがあります。アデノイドと扁桃とは、上気道にあるリンパ組織のことを指し、鼻や喉から侵入してくるウィルスや菌などの外敵から身を守る免疫組織です。もともと子供はこれらの免疫組織が発達するために大きいのですが、あまり大きすぎると上気道が閉塞していびきや無呼吸の原因になります。
    他に顎顔面の骨の発達と関係していますが、口蓋垂といわれるのどの奥のひだが長かったり、軟口蓋といわれるひだが下垂していたりする場合ものどの空間が狭くなり、いびきの原因となります。
  • 肥満
    体重が増えていわゆる肥満になると、上気道の粘膜内にも脂肪が蓄積します。脂肪がつけばつくほど上気道の形は狭くなり、いびきをかきやすくなります。
  • 閉経後
    閉経を迎える更年期以降に、女性は体内にある女性ホルモンが減少します。特にプロゲステロンというホルモンは上気道を広げる筋肉に影響するため、このホルモンが減少することで上気道は狭くなりやすい状態になります。
  • 顎顔面の骨格異常
    顔面の骨、特に顎の骨の形態によっては上気道が狭くなります。日本人は顔が平たいとよくいわれます。顔の前後の長さが短いと上気道が狭くなります。また、小顎(しょうがく)とよばれますが、下の顎が小さい場合、のどの前後径が小さくなります。小さい下顎に舌がおさまらないと舌は後方へ後退して上気道が狭くなってしまいます。
point3
いびきの症状

いびきの症状

いびきの音だけなら、周囲の人がうるさいと思うぐらいで体への影響は少ないといわれています。ただ、いびき音が大きいと熟眠感を得ることができない場合もあります。

いびきが大きくなり、寝ている間に息が止まる(無呼吸)、弱くなる(低呼吸:通常の呼吸の50%以下)がでてくると様々な症状がでてきます。

  • 日中の眠気
    睡眠中は、浅い睡眠から深い睡眠(深度1~4)が規則正しく周期性にでることでよい睡眠がとれます。夜間に無呼吸・低呼吸が出現すると脳の覚醒反応によってこのリズムがくずれ、深い睡眠をとることができません。浅い睡眠のまま一晩すごすと脳はしっかり休むことができずに、起きている日中に眠気をきたすことになります。
  • 集中力の低下
    これも上記と同じで、きちんとした睡眠リズムで寝ることができないと日中に脳の機能がうまく働かなくなり、記憶力や集中力の低下が生じます。
  • 高血圧
    夜間寝ている時は自律神経の中でも副交感神経が優位な状態になっていますが、無呼吸がでて覚醒反応がでると交感神経が活動してしまいます。交感神経が興奮すれば血圧があがり、寝ている間に血圧が上昇しやすいことがわかっています。
  • うつ病
    夜間におこる覚醒反応が自律神経のバランスを乱して自律神経失調症からうつ病をひきおこしてしまうことがあります。
  • 狭心症や心筋梗塞、脳梗塞
    夜間の無呼吸・低呼吸によって胸腔内圧が上昇し、心臓に負担がかかるようになります。また、高血圧を引き起こすことで動脈硬化が促進され、無呼吸・低呼吸の低酸素から回復する際には微細な血管障害が生じます(虚血再灌流)。こういった微細な障害が毎日夜間に生じることで、血管系の障害である心筋梗塞や脳梗塞をきたす可能性が増加します。
  • 糖尿病
    夜間の微細な血管障害と自律神経障害がインスリン抵抗性の増大につながり、糖尿病をひきおこしやすくなるといわれています。
point4
いびきの検査方法

いびきの検査方法

ファイバー検査
鼻から喉までの構造を詳しくみるためにファイバーという、細いカメラで観察します。

レントゲンやCT検査
鼻内や顎・顔面の形態異常が疑われる場合には画像検査がおこなわれることもあります。

アプノモニター(簡易型睡眠検査)
自宅でもできる、夜間の睡眠状態を検査する簡易検査機器です。機器の種類によりますが、主には酸素状態、低呼吸、無呼吸、呼吸数、体動、いびき音などを測定することができます。夜間の睡眠状態のスクリーニング検査の意味合いを持ちます。

ポリソムノグラフィー
アプノモニターで無呼吸の存在が疑われる場合や、視診・問診で無呼吸が強く疑われる場合には脳波測定による睡眠深度を測定できるポリソムノグラフィーが行われます。

point5
いびきの治療方法

いびきの治療方法

OA(口腔内装置)
「マウスピース」や「スリープスプリント」とよばれています。装具で下顎を前方へ誘導して固定することで咽頭の前後径が拡大し、いびきや無呼吸が改善されます。簡便で使いやすい一方で、装着していないと治らず、根治的な治療ではないことが挙げられます。

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
いわゆる重症の無呼吸症候群に対する治療になります。マスクを鼻に装着し、空気圧をかけることで上気道が閉塞するのを防ぎます。睡眠時無呼吸症候群では最も効果のある治療方法です。この治療もOAと同じく、機器を装用しつづけなければならないのがデメリットです。

手術
鼻腔が狭ければ、鼻腔の形態を改善するような鼻中隔矯正術や下鼻甲介手術でいびきが改善することもあります。また、アデノイドや扁桃肥大がある場合は切除すれば気道か広がるため、いびきや無呼吸が改善することが多いです。のどの奥のひだや口蓋垂を切り広げる手術もありますが、あまり効果がないといわれており、反対に術後に症状が悪くなる方もいるので適応には注意が必要です。
顎顔面の形態異常に対しては顎骨を前方へ移動するMMA(上下顎前方移動術)、そして舌骨を挙上して気道を拡大するGA(オトガイ舌骨筋群前方牽引術)という手術を口腔外科で行うことがあります。
いづれもきちんと専門医に見てもらって、手術の適応があるかの判断が必要です。

その他
仰向けに寝ると上気道は狭くなるため、横をむいて寝るのも有効です。しかし無意識下の体勢をコントロールするのは難しいです。一つの工夫として、タオルなどを棒状にして背中の真ん中にいれると体は上を向かず、横を向きやすくなるため、いびきが軽減するかもしれません。また、小児の場合は正しい位置へ顎骨の発育を誘導したり、歯列矯正治療を行うことで上気道が狭くなるのを予防ができる可能性があり、歯科・口腔外科でその試みが行われているようです。

診療時間
9:00~12:00
16:00~19:00
休診日/木曜、日曜・祝日

お電話での診療予約

WEBからの診療予約診療予約システム

携帯・スマホでのWEB予約はこちら

ウェブ予約システム