ブログblog

耳管開放症が女性に多い3つの原因と症状別治療法

耳を気にする女性

鼓膜の奥には中耳と呼ばれる空間があり、鼻の奥と「耳管」(じかん)でつながっています。通常は耳管は閉じており、必要な時に開いて中耳の気圧を調整しています。この鼻と耳を結んでいる耳管が開いてしまうことで、自分の声が聞こえにくくなり、呼吸音が強く聞こえる、目眩が起こる、耳が痛くなるといった不快な症状を引き起こす耳管開放症は、特に女性がなりやすいと言われています。

耳管開放症の原因を、項目別にご紹介いたします。

耳管開放症は女性がなりやすい理由

耳管開放症になる原因は様々ありますが、女性がとくになりやすいと言われています。

その主な原因をいくつかチェックしてみましょう。

1. ダイエット

耳管開放症はダイエットによって起こりやすいという調査結果が出ています。

女性はとくに体型を気にする傾向にあるため、女性が耳管開放症になりやすくなってしまうのかもしれません。高齢者や癌患者で体重が減ったときも耳管開放症になりやすくなります。

耳管の周囲には脂肪が備わっています。急激に体重が減少することで脂肪が少なくなり、耳管をしっかり閉じることができなくなってしまうのです。

2. ストレス

ストレスが溜まると耳管開放症になりやすいと言われています。疲れてくると耳が聞こえにくくなったり、耳に違和感を感じやすくなります。

ストレスを感じると自律神経が乱れ、血行が悪くなって時間周囲の筋肉が硬直します。耳管周囲の筋肉が固くなると耳管は開き気味になり、耳管開放症を引き起こしてしまうのです。

3. 妊娠

妊娠すると多くの女性が耳管開放症にかかると言われています。

妊娠中のホルモンバランスの変化によって耳管開放症になるようですが、詳細はよくわかっていません。

症状は比較的軽いことが多く、出産後にホルモンバランスがもどることでほとんどは自然に治ります。

症状の重さを確認して治療法を考えよう

水を飲む女性

耳管開放症はその症状の重さによって治療法が変わります。

自分の耳管開放症の症状がどの程度なのかを判断して、治療に取り組むようにしていきましょう。

軽度の場合は生活習慣の改善を

耳管開放症の症状が軽く、まだ発症したばかりの場合は、生活習慣の改善によって治療できる可能性が高いです。

体内の水分不足が耳管開放症を招くこともありますので、まずは意識して水をたくさん飲むようにしましょう。

急激な体重低下が原因の場合は徐々にでも体重を戻していく工夫を。

耳周りの血行がよくなるようにお風呂で体を温めたり、耳周りをマッサージするのも効果的です。

中度の場合は医師に相談を

目眩や耳鳴り、耳が聞こえにくくなるといった中度以上の症状が起きている場合は医師に相談しましょう。

簡単なものですと、生理食塩水を鼻から耳管にたらす、漢方で治すといった方法があります。

また、ルゴール液を耳管に注入したり鼓膜にチューブを入れることで症状を緩和するといった方法もあります。

重度の場は手術が必要になる

耳が痛む、周囲の音が聞こえないなど症状が重症になると、医師のもとで手術が必要になることもあります。手術方法はいくつか報告されていますが、耳管周囲に脂肪注入を行い、耳管が開くのを防ぐようにしたりします。

また、他にもシリコン製の耳管ピンを挿入するといった手術方法もあります。

女性は耳管開放症に注意、症状が出たら病院へ!

女性がとくになりやすい耳管開放症。自然と治ることもありますが、重症な場合は手術が有効なこともあります。

心配な点がある場合は早めに医師に相談するようにしましょう。

参考
長崎大学耳鼻咽喉科学教室:耳管開放症の診断と治療

前の記事 次の記事
診療時間
9:00~12:00
16:00~19:00
休診日/木曜、日曜・祝日

お電話での診療予約

WEBからの診療予約診療予約システム

携帯・スマホでのWEB予約はこちら

ウェブ予約システム