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アレルギー性鼻炎の治療で「レーザー療法」に適している人の見分け方

アレルギー性鼻炎の療法の1つに「「レーザー療法」があります。施術時間が短く費用面でも負担の少ない手術ですが、全てのアレルギー性鼻炎の人に適しているわけではありません。

では、レーザー療法とはどのようなもので、どんな人に適しているのでしょうか?
アレルギー性鼻炎の診療ガイドラインもあわせてご紹介します。

レーザー療法はあらゆる面で患者さんの負担が少ない

レーザー療法は、レーザーにより鼻の粘膜を薄く焼き、粘膜の過剰なアレルギー反応を抑える手術です。

実はレーザー療法は、あらゆる面で患者さんの負担が少ない手術です。出血が少なく、入院の必要がありません。手術時間は両鼻15分程度で、麻酔や術後の管理を含めても1時間ほどで済みます。

傷口のかさぶたが取れるまで通院した後は、経過観察のみ。手術効果はおおざっぱに鼻閉は80%、鼻汁は70%、くしゃみは60%程度が軽快します。持続は個人差が大きいですが約2~3年といったところです。

金額は、保険診療で1万円以下でできる医療機関がほとんどです。

アレルギー性鼻炎の治療法・5つの戦略

アレルギー性鼻炎の治療法には、「鼻アレルギー診療ガイドライン−通年性鼻炎と花粉症−」に沿った、5つの治療戦略があります。

レーザー療法が効果的とはいえ、まず、このガイドラインに沿った治療の上で検討することが基本です。

  1. 患者さんと医師とのコミュニケーション
  2. 抗原の除去と回避
  3. 薬物治療
  4. アレルゲン免疫療法
  5. 手術療法

4の免疫療法は軽症から重症の患者さんが対象となっていますが、保存的治療をしても特に鼻づまりの症状がひどい場合に手術療法が選択されます。

アレルギー性鼻炎には、レーザー療法、鼻腔整復術、下鼻甲介手術、後鼻神経切断術などの手術法があります。前述した通りレーザー療法は入院が不必要ですが、他の手術を行った場合は一般的には入院して行います。当院のように、すべて日帰りで行っている施設はまだ少ないですが、徐々にその数は増えてきています。

「レーザー療法」に適しているかどうかは主治医と話し合おう

レーザー療法は基本的に、薬物療法で治療効果が認められない場合に適応になります。特に、鼻づまりが酷い人には勧められる療法です。

鼻内を麻酔する際に多少の痛みがありので、処置の間じっとしていられる年齢であることが施術できる条件です。

また、以下のように通年で服薬しなければならない人や、事情があって薬物療法ができない人にも適しています。

  • 胃が弱い
  • 他の薬との飲み合わせに問題がある(前立腺肥大や緑内障など)
  • 妊娠している。あるいは、妊娠を希望している
  • 職業に差し支える(運転や機会の操作をする人)
  • 受験生や就職活動 など

しかし、鼻アレルギーの原因以外に鼻の形態異常が明確な場合や、鼻づまりよりも鼻水でお困りの場合はレーザー療法ではなく、鼻腔整復術、下鼻甲介手術、後鼻神経切断術などの手術が必要な場合もあります。

ひとりひとりに適した治療法はケースバイケースです。主治医とよく話し合い、自分がレーザー療法に適しているかどうかを相談しましょう。

参考
一般社団法人 日本アレルギー学会:アレルギー性鼻炎Nd:YAGレーザー治療の効果
岡山医学会:鼻アレルギー診療ガイドライン−通年性鼻炎と花粉症−

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