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難聴や耳だれの改善に繋がる「鼓膜形成術」の特徴を4つ紹介

難聴

中耳炎を長く患ったり、何らかの外傷により鼓膜の穴が空いたまま塞がらないと、難聴や耳だれといった症状が表れることがあります。

これらの症状に効果的な手術法が「鼓膜形成術」です。

ここでは鼓膜形成術の特徴(手術内容・術後の痛み・気をつけるべき点など)をご紹介します。

1.鼓膜の穴を人工的に塞いで難聴や耳だれを改善する

鼓膜形成術とは慢性中耳炎や外傷により空いた鼓膜の穴を、自分の組織でもって塞ぐ手術です。

穴を塞ぐことで、音の聞こえが良くなったり、鼓膜の穴が閉じることで細菌の侵入を防ぎ、耳だれの症状改善といった効果が見込めます。

2.日帰り手術が可能で傷跡も目立たない

鼓膜形成術は局所麻酔によって行うケースが多いですが、全身麻酔でおこなう場合もあります。

麻酔が効いたら耳の後ろの皮膚を2〜3cm切開し、鼓膜の穴を塞ぐための組織を採取します。

耳の後ろを切るため、傷もさほど目立ちません。採取した組織を鼓膜の穴部分に接着し塞げば終了です。

鼓膜形成術は多くの場合日帰り手術が可能ですので、時間が多く取れない方も安心して手術を受けられます。

3.術後の痛みは軽く薬で抑えられる程度

手術後当日は麻酔の影響で、まれにめまいや顔の動きが悪くなるなどの症状が見られることがありますが、麻酔の薬がきれるとおさまります。

術後の痛みも薬で抑えられる程度のものですので心配いらないでしょう。

皮膚を切開した部分に違和感を感じますが、それも数週間で改善すると考えて問題ありません。

4.鼓膜が再生されるまでは水や気圧の変化に注意が必要

組織が周囲とくっつき、鼓膜が安定するまでは数週間かかります。

接着部分が落ち着くまでは耳に水が入らないように気をつけ、鼻を強くかむなどの行為も控えましょう。

また、新幹線・飛行機の使用、高山への登山、ダイビングといった気圧の変化が激しくなる行動も避けたほうが安心です。

難聴に効果的なもう一つの治療法「鼓室形成術」

鼓膜が破けているだけなら鼓膜形成術で問題ありませんが、鼓膜の奥にある「鼓室」に異常がある場合は鼓室形成術を行う必要があります。

鼓室形成術では、鼓膜の穴を閉鎖するばかりでなく、鼓膜の奥にある「鼓室」にある病巣の清掃と、そして音を伝える耳小骨の再建を行います。

難聴や耳だれに効果的という点では鼓膜形成術と似ていますが、対応する症状や手術方法は異なります。

負担の少ない鼓膜形成術で難聴や耳だれを改善しよう

慢性中耳炎は痛みが無く、治療をしないまま放置してしまう方も見られますが、放置すればするほど難聴が進行してしまいます。

今後の人生で音をよりよく聞こえるようにするためには早めの治療が大切です。

鼓膜形成術は日帰り手術ができ、なおかつご高齢の方でも受けられる負担の少ない手術です。

難聴や耳だれといった症状にお悩みの方は、一度医師の診断を受けてみてはいかがでしょうか。

参考
大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科:モーニングセミナー(Meet the experts)⑴ 鼓膜形成術[pdf]
近畿大学医学部耳鼻咽喉科:モーニングセミナー⑴ 鼓室形成術[pdf]

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