手術の適応となる疾患type of disease

鼻中隔弯曲症(前方の弯曲が強い場合)

鼻中隔手術が必要な方で、鼻中隔軟骨の前方が弯曲している方がいらっしゃいます(前弯と呼びます)。

通常の鼻中隔の手術方法(1で説明)は鼻中隔軟骨の前方の部分はさわらないため、切開部より後方のみを矯正する手術方法です。

このような術式で手術をした場合、前弯が残るために鼻閉が改善しない、もしくは術後鼻閉が改善したとしても残存した前弯の部分はもともと脆弱なため、よりテンションがかかって術後に徐々に弯曲が増悪して鼻閉が再燃してしまう、といったことが考えられます。

このような場合は別の術式の手術が必要となります。

手術の方法

  • 鼻中隔軟骨の前端の弯曲。

  • 鼻中隔軟骨の前端にそって切開を入れて、鼻中隔軟骨から両方の鼻中隔粘膜を剥離します。

  • 鼻中隔前方、上方の軟骨(L-strut)を温存し、それ以外の後方の鼻中隔軟骨は切除します。

  • D) 前方の軟骨を必要に応じて矯正したのちに、切除した後方の鼻中隔軟骨をトリミング(調整)し、鼻中隔軟骨の前弯部を補強する形で前方の軟骨と縫合固定します。

この術式は、外鼻形成の手術で用いられる手技の一つで、多くの施設ではまだ行なわれていないと思われます。しかしながら鼻中隔軟骨がもともと薄いなど、脆弱なために前弯をきたしている方には非常に有用な方法です。

術後は鼻中隔前方の軟骨は2枚重ねとなるために強い鼻中隔となり、長期にわたり安定して形態を保持できると考えられます。2枚重ねになったからといって分厚くて鼻閉になることはありません。

この術式は鼻中隔前方の弯曲の矯正に向いていますが、上方の弯曲、外鼻の弯曲が強い場合には不向きです。その場合は外鼻形成を同時に行ったほうが良いため、形成外科もしくは外鼻形成を行っている耳鼻科医を紹介させていただきます。

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