ブログblog

鼻の手術における日帰り手術と入院手術の違いについて

慢性化したアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎(蓄膿症)・鼻中隔弯曲症の治療には入院手術が必要でしたが、近年の医療機器や技術の発達により、症状によっては日帰り手術が可能になりました。
このページでは、日帰り手術と入院手術の治療内容や費用の違い、日帰り手術のメリットをご紹介します。

1. 鼻の日帰り手術は局所麻酔で行う

鼻の日帰り手術は医療機器や手術術式、そして麻酔方法の進歩が可能にした安全な手術です。内視鏡を使って通常は局所麻酔で行いますが、全身麻酔での日帰り手術をしている施設もわずかながらあります。手術にかかる時間は手術内容によって異なりますが、早くて30分程度、長くても2時間程度で終了します。
術後の看護・経過観察・安静に数日の入院が必要な全身麻酔手術と違い、使う薬が少量で体への負担が少ないため、手術後約1時間程度の経過観察・安静で帰宅することができます。
*仕事に追われて時間に余裕がない
*子育てや介護で何日も家をあけられない
*受験勉強などでまとまった時間がとれない
など、忙しい人にぴったりの手術方法です。

2. 日帰り手術には設備・技術・経験が必要

鼻の日帰り手術ができる耳鼻咽喉科はまだ少なく、全国的にはまだ全身麻酔による入院手術が主流です。安全な日帰り手術を可能にするには、高性能の内視鏡など手術機器の設備が充実しているほか、医師の技術や経験値が必要だからです。
日帰りでできるからといって、局所麻酔での内視鏡手術は決して簡単な手術ではありません。通常は全身麻酔での手術と全く同じ方法で行われます。術中の痛みのコントロールはもちろんのこと、術後の痛みや出血をできるだけ抑え、早期の回復に導くためにも、執刀医には丁寧で正確な技術が求められます。

3. 鼻の日帰り手術で治療費を軽減

鼻の日帰り手術は、通常の入院手術と比べ、体の負担や精神的な負担が少ない、準備が面倒な入院が必要ないほか、全身麻酔管理料や入院費がかからないため、治療費の負担が少ないというメリットがあります。
たとえば鼻中隔矯正術と両側の下鼻甲介手術を受けた場合、局所麻酔で行った場合は手術費用と薬剤料の負担で約5万円ほどかかります。しかしながら全身麻酔で行った場合は、麻酔の費用と入院費、食事費をあわせると、1泊で約10万円※かかります。入院期間が長くなるほど当然コストはかかってきます。また、個室に入院すればこれに個室料が上乗せされますし、食事も豪華なものがでてくる場合はその分費用の負担をする必要があります。
※入院施設の基準によって異なります。

4. 症状によっては日帰り手術が受けられないことも

鼻はとても複雑な構造を持った器官です。重度の副鼻腔炎などで出血量が多くなって時間がかかると予想される場合、また鼻の構造が一般的な方よりも複雑な場合は局所麻酔での手術が難しく、日帰り手術が受けられないこともあります。また、心臓疾患や脳疾患で抗凝固剤を服用されている方も日帰り手術を受けられないことがあります。

5. まとめ

自分の鼻の症状に日帰り手術が可能かどうかは、日帰り手術を行っている耳鼻咽喉科クリニックでのカウンセリングが必要です。
日帰りが難しくても、手術の翌日に帰宅できる1泊2日の全身麻酔手術が可能な場合もあります。いづれにせよ手術時間がとれなくて鼻の症状でお困りの方は手術を行っている施設で相談されるとよいかと思います。

前の記事 次の記事
診療時間
9:00~12:00
16:00~19:00
休診日/木曜、日曜・祝日

お電話での診療予約

WEBからの診療予約診療予約システム

携帯・スマホでのWEB予約はこちら

ウェブ予約システム