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風邪の予防方法についてのエビデンスについて

誰しも風邪をひいたことはあると思います。風邪の予防方法はいくつかありますが、本当に効果があるのでしょうか。耳鼻科の雑誌に特集がありましたので、その一部をご紹介したいと思います。

1.手洗い

最近では手洗いは保育園や幼稚園の頃から子供たちは先生に指導され、水道場で皆で並んで手洗いをしています。医療現場でも感染症の話をするたびに手洗いの重要性が言われていますが、実際のところどうなんでしょうか。いつくかのデーターがあるようで、紹介いたします。一つは1500人程度の子供達を石鹸での手洗い、薬用石鹸での手洗い、なにもなしの3つの群に分けて感染症にかかりやすいかをみた試験があります。手洗いをした群では肺炎になる率が50%も減ったそうです。普通の石鹸と薬用石鹸での手洗いには差はありませんでした。他にもいろいろな試験があるようですが、おおまかに40~50%程度は風邪にかかりにくくなるようです。手洗いは風邪の予防には大変効果があるようです。

2.うがい

うがいは、アメリカではほとんど行われていません。どうやらアジアのみで行われている習慣のようです。387名の成人を水でうがい、イソジンでうがい、なにもなしの3つの群にわけると、うがいした群ではかぜにかかった人数が36%減ったそうです。この試験では水とイソジンでの差はなかったようです。また他のデーターでは、水道水、塩水、イオン水、緑茶で試験をした場合は緑茶が最も効果が高かったようです。一般的によくいわれている「お茶でのうがい」は効果ありですね。

3.マスク

インフルエンザが蔓延する時期に電車に乗ったりするとマスクをしている人を多くみかけます。しかしながらこのマスクによる風邪の予防に関しての医学的なデータはほとんどないようです。マスクをしていても実際のところ正確に装用できている人はとても少ないといわれており、この「正確にマスクをつける」ということと、もう一つ、「決まった時間にマスクをつける」ことが試験デザインとしてとても難しいからという理由のようです。また、マスクにも種類が多数ありますが、中でも高性能の「サージカルマスク」と「N95マスク」に関しては風邪を予防する効果はあるといわれているようです。普通のマスクを自己流でつけるだけでは風邪の予防にはあまり意味はないようです。

4.まとめ

以上、風邪の予防方法について、「JOHNS Vol.33 No.1 33-37 野田龍也」から一部抜粋して紹介しましたがいかがだったでしょうか。手洗い、うがいは風邪の予防にはとてもいいようです。マスクはきちんとしたものをきちんと着ければ効果もあるようです。他には体の免疫状態に影響すると思われる、規則正しい生活習慣、栄養バランスのとれた食事、ストレス解消なども重要と考えられています。健康な体を維持して風邪をひかないようにしましょう。

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