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アレルギー性鼻炎について

アレルギー性鼻炎のはなし

アレルギー性鼻炎は年々増加している疾患です。耳鼻咽喉科にはアレルギー性鼻炎の患者さんがたくさん来院されますが、限られた時間の診療の中でいろんなことを説明するのは困難です。患者さんがどのようなことをお知りになりたいのか、皆さん背景が違いますので問診しながら判断していきますが、うまく説明できないことも多いと思っています。

インターネットの普及でいろんな情報を得ることができ、アレルギー性鼻炎についてもわかりやすいサイトがたくさんあります。今回はその一つのサイトを紹介し、解説したいと思います。

エスエス製薬のホームページに、「アレルギー性鼻炎のはなし、~原因とメカニズム~」という解説があります。
原因、メカニズム、症状、季節性と通年性の違いなどをわかりやすく詳しく説明してありますので、アレルギー性鼻炎のことを知るにはとてもよいサイトと思われます。このページをもとにして、さらに詳しく解説したいと思います。
なお、エスエス製薬と私は利益相反がないことを表明しておきます。

アレルギー性鼻炎のメカニズム

準備期間である感作

アレルギーをおこすには、まず準備期間(感作:かんさ)があります。アレルギーをひきおこす物質(アレルゲン)が鼻粘膜や体内に侵入すると、体はそれを排除しようと働きます。そこで作られるのが抗体と呼ばれます。この抗体は肥満細胞と呼ばれる、体を防御するのに重要な細胞にくっついています。この状態を感作と呼び、アレルゲンが侵入してくるのを待っています。

アレルギー反応

感作されている状態でアレルゲンが侵入すると、肥満細胞からアレルギー症状を引き起こす物質(ケミカルメディエーターと呼ばれるヒスタミンやロイコトリエンなど)が放出され、アレルギー症状が誘発されます。

アレルギーの症状

くしゃみ、はなみず、鼻づまりが3大症状といわれています。その他、めのかゆみ、喉のいがいが、咳、顔の発赤が出ることもあります。夜間はかゆみや鼻づまりで睡眠リズムがうまくとれず、不眠になることもあります。

アレルギー性鼻炎の分類

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

名前の通り、季節によってでるアレルギー性鼻炎です。一般的な名前では花粉症と呼ばれています。春、夏、秋と飛散する花粉の種類が異なります。アレルギー性鼻炎の症状がでる方は、自分が何のアレルギーを持っているのか調べておくと治療をしやすくなります。

【花粉症カレンダー】(エスエス製薬のページ)

通年性アレルギー性鼻炎

通年性、つまり年中症状がでるアレルギー性鼻炎です。最も多いのがダニやハウスダストによるものです。これらのアレルゲンは家屋に多くあります。ダニの死骸やフンによってアレルギー反応は誘発されます。喘息を引き起こすこともあります。

治療

治療は大きく分けて以下の3つになります。どの治療が適しているかは、かかりつけの先生と相談されるとよいかと思います。

保存的治療

主には薬を使う、薬物治療になります。アレルギー性鼻炎のガイドラインというものがあり、一般的にはこのガイドラインに則って治療が行われます。現在は薬局でもアレルギー性鼻炎の薬を購入することもできます。

免疫治療

アレルゲンを少量ずつ体内に取り込むことでアレルギー反応をおこさなくなるような治療です。約3年間ほど治療を続ける必要があります。

以下、アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法の指針より
【アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法の指針】

手術治療

保存的治療に抵抗性の症状がある場合は外科手術が適応になることがあります。主に粘膜の変性を目的とする鼻粘膜焼灼術、形態を変化させる鼻腔形態整復術、そして鼻汁やくしゃみを抑制する目的の後鼻神経切断術にわけられます。手術をすることで長期間鼻の症状が軽快し、日常生活を送りやすくなることがあります。手術適応になるかは、かかりつけの先生や、手術経験の多い先生に相談されるとよいと思います。

日帰り手術のできるかわもと耳鼻咽喉科クリニック
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