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アレルギー性鼻炎の手術療法とはどんなものか?

アレルギー性鼻炎は、くしゃみ・はなみず・鼻づまりがつらいですね。私もアレルギー性鼻炎ですが、症状の強いときは集中力が極端に低下し、何をするのもやる気がなくなってしまいます。アレルギー性鼻炎は通常は薬で治療しますが、手術療法というものがありますので、薬以外の治療にどういうものがあるのか解説します。

1.アレルギー性鼻炎の薬以外の治療方法

1-1. 免疫療法

アレルギー反応は、体の免疫反応によるもので、簡単にいうと体質的なものになります。薬は使用している間は反応は抑えられますが、やめるとアレルギー反応はでてしまいます。現在、唯一アレルギーを完治させる方法は免疫療法です。体に少量ずつアレルギーをおこすものを負荷させると、アレルギー反応をおこしにくい体になるというものです。今までは皮下注射が一般的でしたが、現在はスギとダニは舌下(口にいれる)療法が選択できます。舌下免疫治療は12歳以上が適応ですが、数年後には5歳以上でも適応になるといわれています。

1-2. 米

米といっても、通常の米ではなく、スギの成分が入った米になります。上記の免疫療法と同じような効果が出るのではといわれています。米は比較的毎日食べるものですので、治療をしているという意識なしに、アレルギーを緩和できるのがメリットです。しかし現段階ではまだ十分な治療データーはでていないみたいで、今後の研究が期待されます。

2.アレルギー性鼻炎の手術療法

アレルギー性鼻炎に対する手術療法について説明します。いづれの手術も、アレルギー症状を完治させるわけではなく、緩和させる治療になります。

2-1.鼻粘膜焼灼術

最も多く行われる手術です。鼻粘膜を変性させることにより、粘膜でのアレルギー反応も減弱し、症状を緩和させることができます。変性させる器具は、炭酸ガスレーザー、アルゴンプラズマ、高周波凝固装置などいろいろありますが、効果はいづれも大差ないと思われます。簡単な麻酔後に数分から10分程度で終わるため、鼻への負担は少なくなっています。しかしながら粘膜は再生しますので、2~3年で効果が消失することが多く、繰り返し行わなければならない方もおられます。

2-2.鼻腔形態改善手術

アレルギー性鼻炎があり、鼻中隔の弯曲や肥厚性鼻炎などによって鼻腔が狭くなっている方は手術適応になります。鼻中隔矯正術と下鼻甲介手術を行うことが多いです。鼻腔の形を骨格から変えるため、鼻閉には非常に効果が高く、長期間その効果を期待することができます。また、下鼻甲介手術も併せて行った場合は鼻粘膜の変性も生じるため、アレルギー反応も減弱します。

2-3.後鼻神経切断術

薬物治療を行っても改善しないしつこい鼻水に対して手術適応になります。鼻腔後方にある後鼻神経を切断すると、鼻粘膜の知覚・交感・副交感神経が変性して鼻水が減少します。下鼻甲介粘膜内で神経を切断する場合や本幹で切断する場合など手術手技にはいくつかの方法がありますが、この選択は術者の判断で行われます。

3.まとめ

アレルギー性鼻炎の手術治療について解説しました。薬物治療でなかなか思うように症状がコントロールできない場合は手術治療が適応になるかもしれません。かかりつけの耳鼻科の先生と相談をされるとよいかと思います。

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