ブログblog

急にでる鼻血!!その原因と対処法について解説します

鼻血を経験した方は意外にも多いのではないでしょうか。急にでる鼻血はパニックになりやすいものです。鼻血の原因と、その対処法について解説いたします。

1.鼻血の原因にはどんなものがあるのか?

鼻血はいろいろな原因でおこります。どんな疾患があるのか、説明いたします。

1-1.外傷

鼻や顔をぶつけた、殴られたなどによって粘膜が切れて出血します。また、はなをほじるのも粘膜を痛めて鼻血がでる原因となります。交通事故は外力が強いために鼻血は重症になることが多いですが、スポーツなどによる鼻血はほとんどが一時的なものになります。

1-2.鼻風邪

風邪をひくと鼻の粘膜が炎症をおこし、鼻血がでやすい環境となります。鼻水がたくさんでて、鼻をよくかんでいると時に出血しますが、ほとんどが軽微な出血です。

1-3.アレルギー性鼻炎

アレルギー反応を起こすと鼻の粘膜が炎症をおこし、これも鼻血が出やすくなります。アレルギーは風邪とちがってかゆみを伴うことが多いため、鼻をこする・鼻をかむなどの行為が加わって出血します。夜や朝に多い鼻血はアレルギー性鼻炎が原因であることが多く、夜間無意識に鼻をさわって出血します。子供の鼻血のほとんどはアレルギー性鼻炎があるために生じます。

1-4.基礎疾患

中年以上になってくるといろいろな疾患を抱えている方が増えてきます。特に脳梗塞や心筋梗塞などによって、抗血小板剤などのいわゆる「血をさらさらにする薬」を服用している方は、鼻血がでると非常に止まりにくいです。血液透析をしている方も同じです。また、高血圧や糖尿病などの基礎疾患があれば、出血をきたしやすく、止まりにくいことが多いです。

1-5.腫瘍性病変

鼻にポリープや良性腫瘍がある場合は、その根元(基部といいます)がこすれて出血をきたすことがあります。思春期の男性では若年性血管線維腫という出血をきたしやすい腫瘍がみつかることがあり、注意を要します。その他、まれではありますが悪性の鼻・副鼻腔癌があれば出血をきたします。

1-6.血液疾患

血は、血液中の細胞である血小板や凝固因子などが働いて、自然と止まるようにできています。血液の病気によっては血が止まりにくくなり、鼻血を繰り返すことがあります。肝臓病、血友病、白血病などがその代表としてありますが、鼻血以外にも全身にあざができる、歯肉から出血するなどの症状を伴うことが多いです。

1-7.遺伝性疾患

非常にまれな疾患として、遺伝性出血性末梢血管拡張症というものがあり、鼻血からはじまり、口腔粘膜や手足の血管拡張、内臓の血管障害を引き起こします。遺伝性の難病であり、親から子へ遺伝します。この病気による鼻血は非常に止まりにくく、時には輸血を要することもあります。

2.まずとるべき対処法とは?

お風呂や炎天下で出た場合は涼しい場所に移動しましょう。そしてどんな鼻血であれ、まずはピンチングというものをします。これは、鼻の両穴を手でつまんで閉じます。そして、うつむいてできるだけ安静にします。鼻の中に血がたまってきますが、ある程度たまってくると口に流れてきます。口にながれてきた出血は飲み込むと、胃にたまってあとで気持ち悪くなります。
血をみると興奮してしまうものですが、パニックをおこさず、できるだけリラックスします。10分程度鼻をおさえていても口からどんどん出血がでてくるようなら医療機関の受診が必要になります。場合よっては救急要請が必要な場面もあるかもしれません。

3.病院での検査や処置について

当然ですが、まずは鼻の中を観察します。9割以上の鼻血は鼻の中でも前方から出血します。前方からの出血が確認できない場合はファイバースコープなどで鼻の後方の観察をします。腫瘍性病変が疑われる場合はCTやMRIなどの検査をすることもあります。血液疾患を疑う場合は血液検査をします。
止血の処置は、出血している場所を確認し、ガーゼなどで血をとめます。場合によっては出血している部位を電気で焼いて止めます。鼻の中は複雑な構造をしており、どうしても出血点がわからないときは、鼻の中にガーゼをたくさん詰めて止血することもあります。

4.まとめ

鼻血の原因と、対処方法について解説しました。突然の鼻血はびっくりすることが多く、パニックになりがちです。適切な対処方法を知っておくのは大切ですが、鼻血の原因となりえるアレルギー性鼻炎や高血圧、心・血管障害などの疾患にならないように生活習慣を注意することも大事です。

前の記事 次の記事
診療時間
9:00~12:00
16:00~19:00
休診日/木曜、日曜・祝日

お電話での診療予約

WEBからの診療予約診療予約システム

携帯・スマホでのWEB予約はこちら

ウェブ予約システム