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2016年 第55回 日本鼻科学会 総会・学術講演会

栃木県宇都宮市で第55回 日本鼻科学会 総会・学術講演会が開催され、鼻副鼻腔の日帰り手術について発表してきました。手術に関する演題を多数聴講してきました。

以前は前頭洞の拡大手術は解剖学的な危険部位が近接するために手術手技を習得することが困難でした。その後から3次元CT、ダイセクションコースによる解剖の理解、ナビゲーションの台頭などにより前頭洞の拡大手術は手術手技が確立され、アプローチの方法、粘膜フラップの工夫などの発表が多くなっています。近年ではさらに内視鏡下の鼻・副鼻腔手術は発展し、頭蓋底手術にまで及んできています。過去には脳外科医による開頭手術でしかできなかったこと、また開頭手術をしても操作困難であった部位が鼻の中から手術できるようになってきています。この分野の技術革新は本当にすごいです。内視鏡手術によって手術が低侵襲になればなるほど患者さんの体の負担は軽減されていきます。

こういった内視鏡を用いた拡大手術は今後増えていくと予想されますが、脳外科医・麻酔科医・ICU管理などの他科の協力が必要であるために、いわゆる大きな総合病院や大学病院でないと拡大手術を行うことは困難です。当然当院のような施設ではできません。私は日帰りや短期滞在で鼻の手術をしているため、そういう視点でみてしまうのかもしれませんが、今後は鼻の手術は日帰りや短期入院でおこなう疾患とそうでない疾患とに分かれていくのではないかと思います。当院からは短期滞在で行う疾患について今後も情報発信をしていくつもりです。

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