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片方の鼻だけ詰まる…「ネーザルサイクル」以外に疾患の可能性も!

鼻はいつも両方が同じように空気が通っているわけではありません。片方の鼻の粘膜が腫れて空気が通りにくくなり、もう一方は粘膜が縮んで空気が通りやすくなっています。この左右交互に起こる鼻の詰まり現象を、「ネーザルサイクル」と言います。通常は2時間前後で左右交互に鼻づまりが移動すると言われていますが、鼻がつまるという自覚はあまりなく、鼻の周期であり生理現象の一つです。なぜこういった現象が起きているのかはまだ解明されていません。
しかし、いつも同じ方の鼻が詰まっている場合、また、左右同時に詰まっている場合は、何らかの疾患である可能性があります。
ネーザルサイクルではなく病的な鼻閉と見られる場合、
*急性副鼻腔炎
*慢性副鼻腔炎
*鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)
*歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)
などの疾患に陥っている可能性が考えられます。一つ一つ解説していきますので、あなたの症状が当てはまらないか確認してみてください。

1. 風邪の後に起きることが多い「急性副鼻腔炎」

副鼻腔の上顎洞、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)と呼ばれる部分に生じた炎症を称して「副鼻腔炎」と言います。
風邪の後に続く細菌感染が原因であることが多く、症状としては
*鼻水、鼻詰まり
*頭痛や顔面痛
*鼻の中の異臭
*鼻水がのどに落ちる
などが一般的です。
急性副鼻腔炎とは、これらの症状が急に起きることを言います。
かかる病院は耳鼻咽喉科です。前鼻鏡やX線写真、内視鏡検査によって診断され、鼻から副鼻腔に停滞している鼻水を取り除く処置や、薬液を鼻や副鼻腔に噴霧するネブライザー治療、抗生剤や副鼻腔の粘膜を正常化する内服薬の処方などで治療を進めていきます。

2. 副鼻腔炎が3ヶ月以上続く「慢性副鼻腔炎」

副鼻腔炎の症状が3ヶ月以上続いている場合に「慢性副鼻腔炎」と診断されます。このときは、症状に加えて内視鏡検査やCT検査で診断されます。急性副鼻腔炎のあとになったり、その他はカビが原因である「副鼻腔真菌症」、体質的に副鼻腔炎になる「好酸球性副鼻腔炎」、虫歯が原因でなる「歯性上顎洞炎」などが原因になります。
治療期間は急性副鼻腔炎よりも長くなる傾向にあります。

3. 鼻の穴を隔てる壁が湾曲する「鼻中隔湾曲症」

鼻の穴を左右に隔てている壁部分を鼻中隔(びちゅうかく)と言います。そして、この鼻中隔が湾曲していることにより、鼻詰まりの症状が慢性的に現れる病気が「鼻中隔湾曲症」です。
症状は、
*口呼吸が多くなる
*頭痛が続く
*いびきが酷くなる
など。
原因は鼻中隔の湾曲となりますので、治療にはそれを矯正する手術が必要となります。

4. 「歯性上顎洞炎」

虫歯や歯周病などを長いあいだ放置していると、細菌が上顎洞に入り込み、炎症を起こしてしまうことがあります。これを「歯性上顎洞炎」と言います。
症状は歯の痛みに続き、頬の痛みや違和感など。
改善するには、
*原因となっている虫歯や歯周病の治療
*上顎洞の炎症の治療
を同時に行う必要があります。

5. ネーザルサイクルじゃないかも?と思ったら耳鼻咽喉科へ!

ネーザルサイクルはその交替するタイミングに個人差がありますが、鼻詰まりを感じたり、同じ側の鼻詰まりが慢性的に起こったり、左右同時に詰まったりする場合は何らかの疾患があるかもしれません。
鼻の奥や頬に痛みや違和感を覚えた時はもちろん、慢性的な鼻詰まりが続く場合は耳鼻咽喉科で検査を受けることをおすすめします。

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